薩摩琵琶 武部丈水の活動を紹介しております。

孤塁を守る最後の和楽器?

琵琶は他の和楽器とのアンサンブルをしてこなかった。語り+伴奏=琵琶楽という伝統を守り続けたのだ。言い方を変えれば孤塁を守り通してきたとも言えるだろう。
応用範囲をどんどん拡大して、多様な場面で演奏を展開してきた三味線が辿ってきた道とは違う。和楽器のフュージョン化が進み、進化を遂げ、現代化国際化していく中で、琵琶は和楽器本来の音色を引き継ぐ最後の生き残りになるのかもしれない。

2023/5/15