いわゆる西洋音楽では、言葉を拍子にのせた瞬間から、強拍弱拍・シンコペーションが生まれ、歌(音符)に半ば自動的に潜在的なアクセントが付く。
対して日本にも和歌や七五調のリズムはある。けれどテンポ・リズムはかなり自由な感じで、語頭にアクセントを付けて強調するというより、むしろ流れる母音の響きを味わう感じでしょうか。
明治以降世界標準である西洋音楽を伊沢修二主導で全国の小学校で教え始めた。ある意味同じ歌を楽譜により共有できるようになったと思うのですが、同時に失われてしまったものも大きいと思います。
令和の今も、まだ音の流れを大切にしている琵琶うたのよさをを感じ発信していきたいです。
画像は声明の博士(歌唱法を記録したもの)です。