琵琶の稽古は、師匠との一対一が基本で、ボクは集団指導を経験したことがありません。一対一だからこそ師匠の微妙な節回しや間の取り方が感じられるのだと思う。
自宅等で自習する時も、もちろん一人なわけで、隣に合わせる人がいるわけではない。善し悪しでしょうが、一人だけの世界に沈潜していくタイプの音楽なのだ。
録音して今の状態をチェックすることは、もちろん有効だが、まずは自分の耳が育たなければ自己評価ができない。この評価規準が客観性が楽譜によってある程度担保できている洋楽に比べて、邦楽には主観が入り込みやすいと感じています。