薩摩琵琶 武部丈水の活動を紹介しております。

標準とは

琵琶という楽器は、ある意味自由度が高いので「自分がこれでいいや」と思考停止に陥ると、それで自己満足の沼にずぶずぶ吸い込まれていってしまう気がします。
人に伝わる、または聴こえる演奏を志すからには、音が共有されるのでそれには標準という一線があるだろう。誰もが「あっ、この楽器はこのように弾けば、こんな音色が出せて奏法が表現に変わるのだ」と納得できるレベルのことです。
ひき出しや切の弾法など、長いので標準に達しているか否かが、容易くバレてしまう。心して弾法練習に励まなければならないと思います。

2024/7/4