薩摩琵琶 武部丈水の活動を紹介しております。

奏法いろいろ

押す、擦る、叩く、はじく。
オルガンは鍵盤を言っていた時間押しているイメージがあります。音が減衰しない楽器の特徴を活かして、ハーモニーを醸し出すことが得意な気がします。
擦る楽器は、何といってもバイオリン等の弦楽器。ピチカート以外は弓を弦に当てて擦ることで発音しています。流れる旋律を表情豊かに奏でています。
叩く楽器は、太鼓をはじめとした打楽器と、あまり意識されていない方もいますが、ピアノもハンマーで弦を叩いている打楽器の一種です。何かを叩くことそれ自体が快感なので、古来よりそれぞれの民族で様々な打楽器が伝わってきました。日本にも勇壮な魂に響く音を出す和太鼓がありますね。私が練習している薩摩琵琶では、バチで楽器の面を叩くので打楽器的な要素が含まれています。
はじく楽器は、つまびくギターが連想されますが、琵琶もはじく楽器です。ジャンジャカ掻き鳴らしたり、単音を繊細に奏でたり、いろいろです。
ギターのピック、琵琶の撥に共通するのは、手首の柔らかさでしょうか。どうも手首の使い方がコチコチでして、ただいま修行中です。

2024/7/18